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鳩羽 安澄(はとば あすみ)
ID:5495391
MD:be0366ff823b2d3bdef2fda0468582d9
鳩羽 安澄(はとば あすみ)
タグ:
佐倉!
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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初期
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デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
◆基本情報 名前:鳩羽 安澄(はとば あすみ) 年齢:24歳 身長:185cm 一人称:おれ 二人称:キミ、名前+さん、あなた、あんた/お前(対アク) 三人称:みんな 誕生日:2月21日 誕生花:スミレ「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」 好きな物:平和、料理、会話、静かな時間 苦手なもの:争い事、喧嘩、理不尽 ◆名前の由来 「喫茶店に来た人が荷物を下ろして、安心して息をつけるように」という意味。 ・鳩=平和・純潔・愛・聖霊の象徴。黒羽区、白鴉など鳥のイメージがあるので。 ・はとば=「波止場」。波を防いで船が安全に停泊でき、荷物を揚げおろしできる場所=疲れや不安をいったん下ろして休める港のイメージ。 ・安澄=安らぎの「安」と澄んでいく「澄」。慌ただしさで摩耗した心が少しずつ落ち着き、透明になっていく感覚を表している。 ◆参考職業技能 商店主/店員【✔️言いくるめ、✔️聞き耳、✔️経理、✔️心理学、✔️信用、値切り】 +次の技能から1つ選択:✔️運転(自動車、二輪車)、コンピューター +商品知識から好きな技能を1つ ↳料理などの歴史を調べたことがあるため歴史(1しかないけど⋯) ╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴╴ 「喫茶 うたたね」の店主。誰にでも愛想がよくふわふわしており、人懐っこい。 人と話すことが好きであり常連客と会話をすることも多いが、観察力や勘が鋭く人の気配や雰囲気に敏感なので、話すタイミングや話題などはその時その人に合わせている。 BLTサンド・ハムたまごサンド・オムライス・ハンバーグなどの定番メニューから、安澄が考案した焼きバナナハムサンド・アップルジンジャーポークサンドなどの奇抜なメニューもいくつかある。もちろん美味しいが、頼まれることはあまりない。本人は「美味しいのになぁ⋯なんでだろう」と首を傾げている。 その他「うたたねのおまかせ」という独自のメニューもあり、これを頼むとあらゆるメニューの中から安澄が独断で選んで提供する。客の雰囲気や匂いで判断し迷いなく作るが大体当たる。 2Dラテアートにも手を出しており、主に動物が多い。(猫・犬・うさぎ・あひる・パンダその他諸々)「今日は上手くできそうな気がする!」という日だけ注文可能になっており、完全にランダム。 老若男女が集まりそこそこ賑わっているが、現在は安澄ひとりで切り盛りしている。バイトを雇う気は今のところないらしい。 そのためか、定休日を除き日曜日のみ午後からの営業となっている。本人曰く「日曜日はちょっとゆっくりしたいんだよね」とのこと。 頬にガーゼを貼っていたり、腕に包帯を巻いていたりと何故か怪我をしていることもある。治ったように見えても、新しい怪我が増えるタイミングは決まって日曜日である。 「あ、これ?いやあ、ちょっと転んじゃってさ⋯」「この間野良猫に引っかかれちゃったんだよね⋯」など理由は様々。だが、それにしては痛々しい見目をしている。 「いらっしゃいませ!お好きな席にどうぞ〜♪」 「あ、ねえ、すごくいい顔してる!何かいいことあった?」 「迷うのもいいと思うよ。ちゃんと考えてるってことだし」 喫茶 うたたね 月・木・金・土 9:00〜18:00 日曜 13:30〜19:00 定休日:火・水 さやか ★★★★★ 3日前 ランチでサンドイッチセットとデザートを注文しました。 焼きバナナハムサンドという独創的なサンドイッチを注文しましたが、パンが外はカリッカリ中はもっちもちで凄く美味しかったです!バナナとハムも意外と相性バッチリで美味しかったです! 店員さんがフレンドリーで感じが良かったです! ラテアートもやってるのことでしたがやっている日は完全ランダムなようで、私が行った日はやっていませんでした。次回は飲んでみたいです! 通りすがりの食通 ★★★★☆ 1週間前 珍しいメニューがあると聞きつけ来店。味噌バターたまごトーストやハムチーズ黒蜜ブラックペッパートースト、蜂蜜とクリームチーズの焼きりんごなど、確かに聞いたのないメニューがずらり。 悩んだ結果、ハムチーズ黒蜜ブラックペッパートーストと、アイスコーヒーをいただきました。 店内にはまあまあ客が入っており賑やかでしたが、若いマスターが一人で店を回していました。わりと待つだろうかと思っていましたが、10分以内に届きびっくり。 味の想像がつかないまま1口いただきましたが、黒蜜の甘みとハムチーズの塩っけがマッチしてとても美味しいです。 創作メニューにありがちな「奇をてらっただけ」の品とは一線を画す、完成度の高さに脱帽。一人で回しているとは思えない提供スピードも含め、店主のポテンシャルの高さに圧倒されました。 賑やかさの中に、どこか凛とした静寂が同居する不思議な店。食通を自称するなら、一度はこの「計算された調和」を味わっておくべきでしょう。 コーヒー愛好家 ★★★★☆ 2週間前 本格的な自家焙煎が楽しめるお店。 マスターが一人で切り盛りされていますが、所作に無駄がなくて見ていて気持ちがいい。 常連さんと楽しそうに話しつつも、ドリップの手元は一切狂わないのがプロだなって感心します。 お店の横に小さなガレージがあるみたいですが、趣味の空間なのかな? 静かに美味しい一杯を楽しみたい人には、本当におすすめです。 【タイトル】味は最高、雰囲気も最高。ただ、店主が心配……。 訪問:2026/03┊︎1回目 ☀️:4.4 [ 料理・味 4.8 | サービス 4.0 | 雰囲気 4.5 ] 「喫茶うたたね」には、もう半年ほど日曜の午後に通い詰めている。 ここの深煎りは、雑味が一切なくて、喉を通る瞬間の多幸感がすごい。 マスターも適度な距離感で接してくれるし、時折見せるはにかんだ笑顔が印象的な、とても感じの良い青年だ。 ただ、一つだけずっと気になっていることがある。 日曜日に伺うと、なぜか必ずといっていいほどマスターが怪我をしているのだ。 ある時は手に包帯を巻いていたり、ある時は頬にガーゼを貼っていたり。 「また転んじゃって。お恥ずかしいです」なんて笑いながらコーヒーを淹れてくれるのだが、その割には動きに全く淀みがないし、重い什器も軽々と運んでいる。 常連の間では「意外とおっちょこちょいなのかな」なんて冗談も出ているが、本人はいたってマイペースで、仕事はとても丁寧。そんな様子は見られない。 怪我をしていてもコーヒーの味は一切ブレないし、誰に対しても変わらぬ穏やかさで接してくれる。 そんな彼の人柄も含めて、この店の「味」なのだろう。 どうか、次は怪我のない姿で会えることを祈りつつ、また来週も足を運んでしまう。 ⚠️以下 Assemble×World HO2 秘匿バレあり⚠️ ◆経歴 父と母はそれはそれは仲が良く、安澄が育った家にはいつも、淹れ立てのコーヒーの香りと穏やかな笑い声が満ちていた。 二人が営む小さな喫茶店は、街の隅っこにある静かな波止場のような場所で。カウンター越しに見つめる両親の背中は、子ども心に「世界で一番平和な景色」に見えた。 お客さんと楽しそうに話す両親。友人、家族と楽しそうに話しながら食事を楽しむお客さん。 みんな思い思いに「うたたね」の時間を過ごし、楽しんでいる。 安澄は、自分がその景色の一部であることが誇らしかった。 手が空いた時は、お店を手伝ったりもした。偉いね、ありがとう。と褒められたりもして嬉しかったが、なによりも、お客さんが笑ってくれる。 安澄にとっては、それが一番嬉しいことだった。 この温かな時間が、ずっと、永遠に続くものだと信じて疑わなかった。 けれど、運命っていうのは、案外あっさりとその均衡を崩していく。 十数年前、安澄の体に巣食った病魔は、家族の笑顔を少しずつ、着実に削り取っていった。 それほど苦しかったのか、なんの病にかかっていたのかも、当時の記憶も曖昧だ。 白くて無機質な病室。消毒液の匂い。 励まそうと笑う両親の顔を見るのが、何より辛かった。自分の存在が、大好きな二人の「幸せな時間」を壊して、コストを払わせている。その事実に、押し潰されそうになっていた。 そんな中、安澄と母を残して、父は突然姿を消した。耐えられなくなったのか、見捨てられたのか。今でも生きているのか、死んでいるのかもわからない。 病気にかかってしまった自分のせいかもしれない、という気持ちと、それでも母を一人残していくなんて酷い。という様々な気持ちが複雑に混じりあっているが、今更考えたって仕方のないことだ。 そんな時、病室のテレビの向こう側で「正義のヒーロー」を見た。どんなヒーローだったかも覚えてはいないが、ヒーローは決まって自分の痛みなんて一ミリも気にしていないみたいに笑って、「大丈夫だ」って言うんだ。その姿が安澄には、眩しくて、恐ろしいほど気高く見えた。 (……ああ。おれも、あんなふうになりたい) 誰かの幸せを守るための、盾になりたい。 自分のことなんてどうでもいい。ただ、誰かが安心して暮らせるできるような、そんな場所を守れる強さが欲しかった。 それから安澄は精力的にリハビリに取り組むようになった。今頃母はひとりで頑張っているのだと思うとおちおち寝てもいられない。早く元気になって、お店を手伝いたい一心だった。 安澄にとって、静かな病院はあまり落ち着かなかった。元来人と話すことが好きだということもあったが、賑やかな空間の中にいたからだ。 許可をもらってしょっちゅう裏庭に散歩に出かけては、用務員のおじさんと話すのが日課になっていた。もちろん、相手は仕事中だ。近くのベンチに座りながら作業を眺めているだけでも、充分楽しかったし、気晴らしになっていた。 母の見舞いとリハビリの成果があったのか無事退院の目処がたち、感謝も兼ねていつも通り裏庭に訪れると、おじさんは古い倉庫の備品庫の片付けをしていた。片手にリストを持ちなんだか気難しそうな顔をしていたから「なにか手伝いましょうか?」と声をかけると、おじさんは埃を被った古いアタッシュケースの様なものを引きずり出した。 「ああ⋯ちょっとよくわからないものがあってなあ。これは古い忘れ物か、誰かが置いていったものか?もうリストにも載ってないし、捨てちまおうかと思ってなあ⋯」 とケースを開くと、奇怪な形をしたオーパーツの様なものと、一見するとスマートフォンに見える端末らしきものが入っていた。見たこともないようなものばかりだったが、なぜだか目が離せなかった。 安澄がそれをじっと見つめていると、おじさんは笑った。 「退院のお祝いに、持っていくかい? どうせゴミになるだけだから、大事にしてくれる子のところに行くほうがこれも喜ぶさ」 勢いよく頷くと、埃を手で払ってからきれいな布巾で拭いてから手渡してくれるものだから、安澄はそれを大事に抱えて「ありがとう!大切にします!」と抱きしめた。どんな物かはわからなかったが、とても大切なものだと思った。 病気が治り、入院していたのが嘘かのように安澄はすっかり元気になった。父と自分がいなかった分、より一層母のためになろうと、空いていた数か月の穴を埋めるように手伝いに入れ込むようになった。部活よりも家の方が大事だったし、大学に進学して就職するよりも母と共に過ごしたいと思っていた。もとより喫茶店は継ぐつもりだったし、今まで苦労してきた分、母にはゆっくり休んでほしい。親孝行だって十分にできていないし、落ち着いたらどこかに出かけたりもしたい。 安澄はぐんぐんと成長し大人になった。もっと役に立って、母の負担を減らせると喜んでいた。 だがある日、数年後に母は亡くなった。原因ははっきりしていないが、心労で祟ったのだろう、という理由が、一番納得がいった。 両親から店を譲り受け、安澄は二人が守ってきた波止場の主になった。 それでも、安澄の日々は変わらなかった。どれだけ悲しくて寂しくても、毎朝、決まった時間に豆を挽き、丁寧に湯を沸かす。客たちが「ふう」と深く息を吐き、日常の澱をコーヒーの香りに溶かしていく。その穏やかな横顔を見届けることだけが、安澄の人生を支える唯一の杖だった。 店主としてカウンターに立つ安澄は、いつだって凪いでいた。けれど、その胸の奥底には、自分でも気づかないほどの巨大な空洞が広がっていたのかもしれない。父が消え、母を亡くし、独りきりでこの「波止場」を守り続ける日々。安澄にとっての「自分」という存在は、誰かの幸せな時間を維持するための「背景」に過ぎなくなっていたのだ。 そんな安澄の静かな停滞を、非日常の暴力が容赦なく踏みにじったのは、よく晴れた日曜の午前のことだった。 突如として街を襲った咆哮。店舗のガラスを震わせる重低音。安澄は反射的に店の死角へと客たちを誘導し、入り口に鍵をかけた。「大丈夫ですよ」という、自分でも驚くほど落ち着いた嘘を吐きながら。 外の様子を確かめるため、安澄が裏口へと手をかけた、その時だった。 突然、耳の奥をつんざくような鋭い電子音が響いた。 併設されたガレージの中からだ。かつて一度も聞いたことのない、高周波の異音。このままではガレージで何かが起き、店内の客たちの避難場所さえ奪われるかもしれない。そう直感した安澄は、予定を変えてガレージの扉を開け放った。 「⋯っ、うわあ!? なにこれ、どうなってるの⋯!?」 ガレージに踏み込んだ安澄は、その光景に絶句した。壁際の作業用モニターが勝手に起動し、見たこともない複雑な数式が猛烈な速度で画面を埋め尽くしていく。 その光景に圧倒されていると、棚の隅、埃を被っていたはずのアタッシュケースが、内側から弾けるように勢いよく開いた。中から飛び出したのは、網膜を焼くような青白い光を放ちながら宙に浮く、スマートフォンに似た端末だった。 『―個体識別完了。適合者:ハトバ・アスミ。周囲の脅威レベル:極大』 デバイスから響いてきたのは、透き通った、けれど感情の一切を排除した合成音声だった。安澄は思わず後ずさり、壁に背中を打ち付けた。 「な、なに⋯!? スマホが勝手に喋ってる⋯!? どういうこと!?」 それは、彼が大人になってから一度も出したことのない、剥き出しの困惑だった。 混乱する安澄に追い打ちをかけるように、ガレージの中央に鎮座していた彼のバイクが激しく火花を散らした。金属が軋み、構造が歪む。タイヤが肥大化し、フレームが未知の合金へと上書きされ、流線形のカウルが鋭利なパーツへと変貌していく。 「ああっ!? お、おれのバイクが変になっちゃった!?」 安澄は狼狽した。大切に手入れをしてきたバイクが、自分の知らない姿に作り替えられていく。 だが、浮遊する端末の冷徹な宣告が、安澄の感情を強制的に理性へと引き戻した。 『機体は戦闘形態へ最適化されました。現在、店舗正面入口に未確認生命体が接近中。扉が破壊された場合、店内に残留する一般人の生存率は0.02%まで低下します』 モニターの映像が切り替わり、異形の怪物が店の扉を引き裂こうとする姿を映し出す。その背後で、身を寄せ合って震える客たちの顔が、克明に表示されていた。 「0.02⋯⋯? ど、どうしたらいい!? このままじゃ、みんなが⋯っ!」 『人々を救う手段は存在します。その手にドライバーを。承認すれば、アナタは戦う力を得ます』 ケースの中から重厚な機械─ドライバーが浮かび上がり、安澄の目の前で静かに静止した。 「⋯よ、よくわかんないけど⋯おれがこれを使えば、あいつを止められるんだね?」 『肯定します。ただし、一度承認すれば、アナタの平穏な日常は損なわれます。それでも、実行しますか?』 「……日常がどうとか、そんなの、今はどうでもいい」 安澄は、自分でも驚くほどはっきりと、そう言い切っていた。彼の脳裏に、かつての白い病室がフラッシュバックしていた。 無理に笑っていた母。いなくなった父。 自分のせいで幸せな時間が壊れていく、あの息の詰まるような絶望感。 今、目の前で、また同じことが起きようとしている。母が命を削って守り抜き、安澄に託してくれたこの場所が、踏み荒らされようとしている。 自分の平穏を天秤の片側に置き、もう片側に、店内に残された人々の命と、母の遺したこの場所を置く。彼の天秤は、一瞬の躊躇もなく、迷いなく後者へと振り切れた。 「おれ、ずっと……あんなふうになりたかったんだ。」 脳裏を掠めたのは、十数年前の記憶。 あの時、焦がれるように憧れた、ヒーローの姿。 (……ああ。やっぱり、おれにはこれしかないんだ) 大人になり、理性的に生きる術を覚えたはずの彼の中に、唯一消えずに残っていた熱が、今、すべての境界線を焼き切ろうとしていた。 「おれが戦えば、みんなを守れるんだね? だったら、迷ってる時間なんてない!」 『了解。精神適合、基準値を突破。ドライバーを腰に装着してください』 安澄は、光を放つ重厚なベルトを掴み取った。 ドライバーを腰に押し当てた瞬間、側面からベルトが自動的に伸び、彼の体に強固に固定された。その刹那、安澄の脳内に、言葉を超えた情報の奔流が流れ込んできた。 何をすべきか、この力が何なのか。説明されずとも、平和を守るためのプロセスが手に取るように理解できてしまう。 安澄は震える指先でガジェットを手に取り、ドライバー上部の空洞へ装填した。 彼はそのまま、側面にあるレバーを力強く回し始めた。 蒸気が吹き出すような音と共に、ドライバーから熱い蒸気が噴き出す。それはまるで、丁寧に淹れられたコーヒーの粒子のように安澄の周囲を舞い、幻想的な光景を作り出した。 『さあ、ハトバ・アスミ。アナタが夢見た姿へ』 祝福のような声が響く。安澄は、かつて憧れたヒーローの姿を胸に、一気に叫んだ。 「――変身!!」 レバーを回し切り、再びガジェットを再装填する。 その瞬間、周囲の蒸気と粒子が激しく混ざり合い、濃厚な液体へと変化した。液体は安澄の全身に密着し、逃さぬように包み込むと、そのまま一気に硬化し、強固な装甲へと変わる。 光が弾け、そこに立っていたのは、ハトバ・アスミではなかった。 本人を象徴する柔らかな色合いを持ちながらも、獲物を逃さない鋭利なシルエットを備えた、矛盾の鎧。その姿を定義するならば―「仮面のライダー」、と言ったところだろうか。 新しく生まれ変わったバイクのエンジンが、獣のような咆哮を上げた。安澄は、そのハンドルを強く握りしめる。 「⋯行くよ。みんなの場所は、おれが守る」 安澄はアクセルを全開にした。 跳ね上がったシャッターから、一筋の光が飛び出していく。 扉を破壊しようとしていたカイジンの前に、そのバイクは滑り込んだ。驚愕に目を見開く怪物と、店の中から息を呑んで見つめる人々。 その中心で、仮面のライダーは、静かに拳を固めた。 自分の命を勘定に入れず、誰かのための「盾」として生きる。それは安澄にとって、あまりにも残酷で、けれど最も「自分らしい」と思える、新しい人生の始まりだった。 「⋯これで、みんなを守れた、のかな⋯」 『戦闘終了。お疲れ様でした、ハトバ・アスミ』 「うわあっ!? つ、ついてきてたの!?」 『当然です。私はあなたのナビゲーションAIですから。それより、公共の場での変身解除は感心しませんね。あなたの正体が露見すれば、身に危険が及びます。今後はより人気の無い場所での解除を推奨します』 「そ、それよりもスマホが勝手に浮いて喋ってるほうがよっぽど目立つってば〜!」 仮面のライダー時の安澄は、普段の穏やかさはなりを潜め、極めて冷徹な戦士になる。 変身と同時に、脳の処理優先順位が強制的に書き換わり、「守るべき対象(世界)」と「排除すべき脅威(敵)」を識別する以外のノイズ(日常の感情、迷い、慈悲、自身の痛み)を、生存と勝利のために自動で削ぎ落としてしまうため。 結果として、普段の穏やかさは消え、必要最低限の言葉しか発しない鋭利な口調へと変貌する。 それに加え、病的なまでの献身と自己犠牲精神を持ち合わせている。 入院時は病室から動けず、周囲に「守られるだけ」だった過去が彼の根底にあり、当時の自分を「他者の人生を削り、負担をかけていた」と定義しているため、特に母親の死や父親の失踪は自分のせいであるという自責の念に囚われている。 「動ける身体があるのなら、一秒でも長く、一秒でも速く、誰かのために動かなければならない」という強迫観念に近い思考を持っており、自分の命や安全を勘定に入れることが選択肢にない。 ただし己が限界まで追い詰められてしまった場合に手遅れになることを考え限度は弁えているが、それは強迫観念を抱えている彼なりの限度であるため、周囲から見れば充分異様な光景である。 AIのことは「アイ」と呼んでいます(まんま) ☕イメソン☕ ▶ピースサイン/米津玄師 https://youtu.be/9aJVr5tTTWk?si=4FKCygFznUUE5mcF
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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