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クトゥルフ PC作成ツール
祈堂シン
ID:5553914
MD:a424f91848bf3ec4d622325b6eee9494
祈堂シン
タグ:
耳宅
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生まれ・能力値
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20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
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APP
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初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
■ 祈堂 晨 - きどう しん ▌メモ ・晨 - 夜明け。また、鶏が夜明けをつげること。 ・名前は鬼堂神(きどうしん)という事で⋯ ・にんにくとか十字架はちょっと苦手な程度。効いてるフリはする。 ▌簡易プロフィール ¦飄々としていてマイペース、細かなことには頓着しない穏やかな性格。 ¦長命ゆえに人間とは少しズレた価値観を持つが、人の営みや文化はそれなりに気に入っている。 ¦現在は骨董屋を営む資産家で、気ままに暮らしながら静かに自分の最期を待っている。 ▌簡単なHO太陽(前世)との設定 ¦前世のHO太陽は猟師で、もともとは村人に頼まれて晨の鬼退治に来たのが出会い。 ¦何度か山に通って交流するうちに、HO太陽の手料理にすっかり胃袋を掴まれて懐くようになり、 ¦そこから人間の暮らしにも興味を持つようになった。 ¦最終的には恋人になり、晨にとって初めて人間の世界を教えてくれた大切な人である。 ▌流れちゃうのでHO太陽くんのメモ ¦折節 冬至 - オリフシ トウジ ¦男 20代前半くらい 180cm程 ¦休みの日は只管甘いもの作ってることが多いのとアイシングクッキー作るのがめちゃ上手い。 ¦そっちの態度次第では効くのか?の興味本位で全然🧄と十字架バリアとかしてくる(?) ¦けど根は世話好きなところがあるから普通に飯とかは自分が寝る前に用意してくれる(ムカついてたら🧄料理だったりする(?)) ▌前世メモ ¦同じく冬至くんだった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌設定 ¦誕生日:11月23日 ¦星座:射手座 ¦血液型:? ¦誕生花:ストレリチア「すべてを手に入れる」「気取った恋」「寛容」 ¦趣味:料理、骨董品鑑定、散歩 ¦変化するなら:白い狼。金の瞳。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌ 追加設定 ¦ ¦ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌特徴/特記 【 職業:古物研究科ベース 】 ¦芸術(任意)、コンピューター、製作(古書修復、古美術修復など)、図書館 ¦値切り、ほかの言語(英語、漢文、ラテン語など)、目星、歴史 → コンピューター、製作 を 聞き耳、回避 に変更 → 理由付けとしては吸血鬼としての生活で回避、聞き耳が高いイメージ 【 特徴表:バイリンガル 】 ¦日本以外の国で生活したことがある。 ¦[EDU×5]%を、最大3つまでの<ほかの言語>技能に割り振ることが出来る。 【 特徴表:手先が器用 】 ¦任意の<製作>1つの基本成功率が50%となる(プレイヤーは分野を決めること) ¦さらに<機械修理>および<電気修理>に+10%。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌不定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌関係 【 - 】 ¦ ¦ ¦ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌参加シナリオ ■PC、□KPC >>> 2026 ■1【】 ¦ ¦ ■【】() ■【】() ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌その他 ▼性感帯: ▼エロゲ特徴表 ¦ ¦ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌以下ネタバレ注意 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 同じ空には昇れない。 】 ■HO月 ▼秘匿:君はHO太陽を愛したい。 ¦推奨技能:目星・聞き耳・回避 <序幕:これまでのおはなし> ¦これは数百年前の、ひどくありきたりな、悲しい恋の物語。 ¦君は吸血鬼で、当時、初めてできた恋人は人間だった。 ¦最早定型になってしまった登場人物をみれば、結末は一目瞭然。 ¦人間は死んだ。その短い寿命すらも全うすることなく、何者かに殺された。 ¦それは人間などと連れ添うことに猛反対をしていた君の同胞によるものだったかもしれないし、 ¦異形と連れ添った恋人を悪魔だと迫害した人間の手によるものだったかもしれない。 ¦真実はいまだ不確かだ。 ¦確かなのは、若かりし君が絶望するには十分だったということ。 ¦すぐに恋人のあとを追ってしまおうと、君は自殺を試みた。 ¦…のだが、まぁ、なんか死ねなかったのだ。 ¦皮肉にも君は強すぎた。多種多様の自殺を試みたが何もかも失敗に終わった。 ¦なんなら死にたがりの吸血鬼として一時期ハンター界で名をはせてしまったほどである。 ¦まぁ、彼らの手を借りて尚も死ねなかったのだけど。 ¦然し、そんな努力はすぐに必要なくなった。ある日君は気づいた。 ¦人の血を飲まなければ、いずれ緩やかに死ぬことが出来るのではないかと。 ¦それはまさにその通りで、さしもの強き肉体も、栄養を摂らなければ衰えていく。 ¦こうして君は緩やかな自殺を始めた。 <第零幕:あらすじ> ¦そうして現代、君は随分怠惰に暮らしている。 ¦ここ百年で人類は多くの娯楽を生み出した。 ¦それらは長きを生きる君の退屈を、随分と晴らしてくれたことだろう。 ¦そして君は随分弱くなった。いよいよ念願の死が目前まで迫っていることを実感する。 ¦しかし、運命のいたずらとはかくも皮肉なものである。 ¦君は、HO太陽に出会ってしまった。 ¦うっかり道端で倒れた際、君の鼻孔を酷く懐かしい香りが掠めたのだ。 ¦それはかつて君が心から愛して、そしてその死でもって君を絶望に追いやった恋人の気配そのものだった。 ¦人の魂は、輪廻する。君は初めて知った。 ¦HO太陽は、君の恋人が生まれ変わった姿だった。 ¦……まあ、生まれ変わりであるが故に、君と愛し合った記憶なんて何一つもありはしないのだが。 ¦それでも君は、喜ばずにはいられなかった。 ¦どうにも、君にはいつだって、取り返しのつかなくなってから運命は微笑むらしい。 ¦緩やかな死を望んだその体は、 ¦今更無理に栄養を摂取したところで都合よく回復するものではなくなっていた。 ¦君の死はもはや確実なもので、もう覆せないところまで来てしまったのだ。 ¦だから、それならせめて死ぬまでのほんのひと時を、 ¦かつて愛した魂と過ごしたいと願った。 ¦そして、かつて愛した魂が幸せに生きてくれることを願った。 <目的> ・君が死ぬまで最期のひとときを、HO太陽と穏やかに過ごすこと <注意事項> ・君がすでに死にかけであることはHO太陽に伝えない方がいい。 ¦むやみやたらに、要らん心配をかけるだろうから。 ¦君は導入で行き倒れることになるわけだが、なんかうまいことごまかしてくれ ────────────────────────────────────── ★特記事項 ・君は死にかけだ。故に体力も結構ない。 ¦⇒ CONの値を<2D6>で決定する。 ・だが長命種だ。亀の甲より年の劫、大抵のことでは驚かない。 ¦⇒ POWの値に+3する(※最大値の18は超えない) ・年齢200~300歳 ・職業:人前に出ない仕事がオススメだが、夜の仕事ならばそれなりになんでも ★かつての恋人 ¦昔失った恋人について、簡単な設定を提出すること(最低限名前があれば大丈夫です) ────────────────────────────────────── ▼吸血鬼としての特殊能力 ¦かつては催眠や変身など、吸血鬼が使える力であれば一遍通り使えていたのだが、 ¦現在は弱り果てているので何も使えない。 ¦すごくがんばれば飛ぶぐらいは出来るかもしれないが、すごくしんどい。 ・吸血 ¦読んで字のごとく人間から吸血行為を行う力。 ¦本来であれば吸われた人間はSTRが減少し0になることで死に至る。 ¦また吸血行為の際、君が望むことで対象の人間を吸血鬼にすることができる。 ¦この際、対象は身体の変化に耐えることができるか、<CON倍数>の判定で成否が決定する。 ¦失敗した場合はただちに塵となって消滅するだろう。 ※他細かい補足 ・食事について ¦血液や血液を元にしたもの(牛乳など)以外栄養にはならないが味を楽しむぐらいはできる。 ・にんにくとか十字架とか ¦これらの得手不得手はある程度自由でいい。 ¦昔は最強の吸血鬼だったので今も特に効かないでもいいし、今は弱って苦手になっていてもいい。 ・日光:昔は浴びてもヤケド程度で済んでいた ¦(当たり続けていれば死ねたかもしれないが、日は沈むので夜の間にキズが治ってしまうような状態だった) ¦現在は即死というほどではないが、一時間も当たり続けていれば死ぬかもしれない。 ────────────────────────────────────── ☆NPCについて ・古森メメ ¦彼もまた吸血鬼だ。そして君はそれを知っている。 ¦同胞と長らく連絡を絶っている君にとっては唯一の知人と言っても過言ではない。 ¦とはいえ、再会したのはここ最近の話で、実に30年ぶりぐらいである。 ¦吸血鬼の感覚からすればそんなに長くないのかもしれないが。 ¦君よりも長く生きていることは知っているが、全盛期の君よりかは随分弱く、出来ることもほとんどない。 ¦君が緩やかに死にゆこうとしていることも知っているが、特に口をはさんでくることはない。 ・ソネザキさん ¦古森の飼い猫。猫なのにやたらハナが効く。万引きとかすぐ見つける。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▌プロフィール(バカ長いので見なくてもOK!!!!!!!) ▌基本性格 ¦飄々としており、のんびりとしたマイペースな性格。 ¦長命ゆえか大抵のことには動じず、細かなことには頓着しない。 ¦基本的には穏やかで人当たりもよく、特に一度懐に入れた相手にはかなり甘い。 ¦かつては人間にほとんど興味を持たない鬼だったが、 ¦ある人間との出会いをきっかけに人の営みを知った。 ¦現在では人間そのものをそれなりに気に入っており、 ¦なんだかんだ人間社会での暮らしを楽しんでいる。 ¦一方で根本的には人外であり、 ¦倫理観や時間感覚が人間と若干ズレている。 ¦本人なりに人間社会の常識を学んではいるものの、時折 ¦「それくらいなら殺せば済むだろう」といった昔の価値観が顔を覗かせることも。 ¦死ぬことに対してはすでに悲観的ではなく、長い時間をかけて受け入れている。 ¦人間の暮らしも娯楽もそれなりに好きで、 ¦生きていること自体を苦痛に感じているわけではない。 ¦ただ、自分の人生はかつて恋人を失った時点で一度終わったものだと考えており、 ¦今は静かにその終わりを待っている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▌現在 ¦現在はのんびりと骨董屋を営みながら気ままに暮らしている。 ¦三百年という長い年月の中で手に入れた古物や美術品を多数所有しており、 ¦骨董品の売買のほか、土地や株式など様々な形で資産を築いている。 ¦かなりの資産家ではあるものの、本人の金銭への執着は薄い。 ¦古い物については研究者としての知識だけでなく、 ¦実際にそれらが使われていた時代を知っている場合もある。 ¦本人にとっては歴史的資料というより ¦昔の生活用品や思い出の品であることも多く、時折その辺りの感覚が人間と噛み合わない。 ¦長く人間社会に関わってきたため顔も広く、 ¦表社会だけでなく裏社会にも多少の繋がりを持つ。 ¦古くから縁のある家や組織との付き合いを ¦そのまま続けていることもあり、一部のヤクザとも交流がある。 ¦人間の食事から栄養を得ることはできないが、食べること自体は好き。 ¦特に誰かが自分のために作った手料理を好む。 ¦これは最初に人間の食事を教えてくれた、かつての恋人の影響が大きい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▌過去 ¦およそ三百年前、安芸国・厳島(=広島・宮島/弥山)周辺で生まれ育った鬼。 ¦現在では「鬼・吸血鬼」と呼ばれる種族に分類されるが、当時の晨自身にその認識はない。 ¦本人たちにとっては生まれた時からそういう生き物であり、人間からは鬼や化生の類として認識されていた。 ¦同胞とともに人里から離れた山中で暮らしており、人間にはほとんど興味を持っていなかった。 ¦嫌っていたというより、寿命が短く脆い、自分たちとは異なる生き物として認識していた程度。 ¦若い頃は現在とは比べものにならないほど強大な力を持っており、人間に害されることもほとんどなかった。 ¦一方、人里ではいつしか「山には鬼が棲んでいる」という噂が広まっていた。 ¦家畜が消えた、山に入った人間が戻らない、夜中に人影を見た――など、 ¦山で起きた不可解な出来事まで鬼の仕業として語られるようになる。 ¦そのすべてに晨が関与していたのかは定かではない。 ¦ただし、人ならざるものが山に棲んでいたことだけは事実だった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▌かつてのHO太陽との出会い ¦山の鬼を恐れた村人たちは、一人の腕利きの猟師に鬼退治を依頼した。 ¦それが、後に晨が生涯で初めて愛することになる人間――HO太陽の前世だった。 ¦武器を携えて山へ入った彼と晨は、そこで初めて出会う。 ¦しかし、当時の晨と一人の人間では力の差があまりにも大きく、 ¦鬼退治と呼べるようなものにはならなかった。 ¦晨の方にも積極的に人間を殺す理由はなく、最初の遭遇はどちらも命を落とすことなく終わる。 ¦それでも彼は晨をただの怪物とは決めつけなかった。 ¦晨が噂に聞くような人喰い鬼なのか。 ¦本当に村へ害をなしている存在なのか。 ¦それを確かめるように何度も山へ入り、 ¦晨と顔を合わせるうち、二人は少しずつ言葉を交わすようになった。 ¦その過程で、彼が山へ持参していた食事を晨に分け与えたことが、 ¦二人の関係を大きく変えるきっかけとなる。 ¦人間の食事は晨にとって栄養にはならない。 ¦それまで食べる必要すら感じていなかったものだった。 ¦しかし、味は分かった。 ¦それ以来、晨は彼が山へやって来ることを楽しみにするようになる。 ¦始まりは単純に料理への興味だった。 ¦次は何を持ってくるのかと期待し、やがて食材や調理法にも興味を持つようになった。 ¦そして料理を通して、人間がただ生存するためだけに食べているわけではないことを知る。 ¦美味しいものを作ること。 ¦旬のものを楽しむこと。 ¦誰かの好物を覚えること。 ¦食べる相手のために手間をかけること。 ¦それまで晨にとって一括りの「人間」でしかなかったものが、 ¦彼との交流を通じて少しずつ輪郭を持ちはじめた。 ¦やがて晨は彼に連れられて山を下り、人里にも足を運ぶようになる。 ¦そこで初めて人間の暮らしに触れ、 ¦彼が愛する人々や土地を知り、晨もまた少しずつ人間の営みを好むようになっていった。 ¦晨にとって彼は、初めて愛した人であると同時に、 ¦初めて人間の世界を見せてくれた人でもある。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▌そこからの暮らし ¦二人はやがて恋人となった。 ¦晨は以前より頻繁に人里へ姿を見せるようになり、 ¦人間の食事を楽しみ、人の作った道具に触れ、 ¦祭事や季節の移り変わりを眺めるようになる。 ¦現在まで続いている晨の人間文化への興味のほとんどは、この頃に芽生えたもの。 ¦しかし、その暮らしは長くは続かなかった。 ¦人間であった恋人は何者かによって殺される。 ¦恋人を失った晨はその後を追おうとしたものの、 ¦当時の晨はあまりにも強く、どれほど肉体を傷つけても死ぬことができなかった。 ¦様々な方法で死を試みた末、人の血を飲まなければ徐々に衰弱していくことに気づく。 ¦そこで吸血をやめ、長い時間をかけて緩やかに死へ向かう道を選んだ。 ¦それでも、晨はすぐにその土地を去ることはなかった。 ¦そこには恋人が愛した村が残っていた。 ¦恋人を知る人々が暮らし、彼が歩いた道があり、 ¦彼が大切にしていた生活が続いている。 ¦それらまで失われれば、彼がこの世に生きていた痕跡まで消えてしまうように感じたのかもしれない。 ¦晨は少しずつ、村の人間を守るようになった。 ¦山中で迷った者を人里へ帰し、獣や賊が村を脅かせば退け、災害があれば人を助けた。 ¦人間を守ることを使命としたわけではない。 ¦始まりはただ、かつて愛した男が大切にしていたものを失いたくなかっただけだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▌鬼堂神 と 祈堂晨 ¦もともと晨には、人間が使うような名前がなかった。 ¦鬼同士で個体を区別する術はあったものの、 ¦人間のように姓名を持つ文化には馴染みがなく、 ¦本人もそれを必要としていなかった。 ¦そんな晨に初めて人間の名前を与えたのが、かつてのHO太陽だった。 ¦山へ通い、晨と交流するようになったHO太陽は、 ¦人ならざる力を持つ晨を、鬼というよりも山に棲む神のようなものだと考え、 ¦「神」にちなんで彼を「シン」と呼ぶようになった。 ¦晨自身も当初は名前というものに特別な思い入れを持っていなかったが、 ¦HO太陽から何度もそう呼ばれるうちに、次第に「シン」を自分の名として受け入れていった。 ¦やがて晨がHO太陽とともに人里へ姿を見せるようになると、 ¦村人たちの間にもその呼び名が知られるようになった。 ¦はじめは「シン」「シン様」「山のシン」など、単純に一人の鬼を指す名前として使われていた。 ¦その後、HO太陽は何者かによって命を奪われる。 ¦恋人を失った晨は死を望むようになるが、 ¦それでもHO太陽が愛した土地と、そこに暮らす人々を捨てることはできなかった。 ¦山中で迷った者を帰し、獣や賊を退け、災いから村を守る。 ¦子供が危険な場所へ入れば、いつの間にか麓まで連れ戻されている。 ¦晨はそうして、かつて恋人が大切にしていたものを守り続けた。 ¦人間の世代は移り変わる。 ¦恋人を直接知っていた人々が亡くなり、その子供が老い、 ¦さらにその孫へと時代が移っても、晨だけは変わらずそこにいた。 ¦かつて恐れられていた「山の鬼」は、いつしか村を守る存在として語られるようになる。 ¦HO太陽が呼び始めた「シン」という名前もまた、人から人へと受け継がれていった。 ¦しかし、その名を最初につけた人間を知る者がいなくなるにつれて、 ¦「シン」という音だけが伝承の中に残っていく。 ¦人ならざる力を持ち、山に棲み、それでいて人を守る。 ¦いつしか人々はその名に「神」の字を重ね、晨を山に棲む鬼神の一柱として扱うようになった。 ¦そうした話が何世代にもわたって語り継がれ、 ¦やがて山の麓には晨のための小さな祠が作られた。 ¦村人たちは食べ物などを供えるようになり、 ¦晨自身も供えられた料理を気に入れば普通に食べていたため、 ¦翌朝には供物がなくなっていることも多かった。 ¦それを見た人々は「シン様が供物を受け取った」と考えた。 ¦やがて祠は小さな堂となり、 ¦「鬼を祀る堂」「鬼神のいる堂」といった意味合いと「シン」という名が結びつき、 ¦いつしか晨は「鬼堂神(きどうしん)」と呼ばれるようになった。 ¦つまり「鬼堂神」とは晨自身が名乗ったものではなく、 ¦かつて一人の人間が名前のなかった鬼に与えた「シン」という呼び名が、 ¦数百年をかけて信仰と伝承へ変化していった末に生まれた名前である。 ¦山中安全、厄除け、子供の守護などにご利益があるとされるほか、 ¦「食べ物を供えるとシン様が喜ぶ」という伝承も残っている。 ¦長い年月の中で尾ひれがつき、料理上達や良縁、夫婦円満などにも ¦ご利益があるとされるようになったが、もちろん晨本人にそのような自覚はない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ▌三鬼堂・弥山について ※以下は実在する弥山・三鬼堂・三鬼大権現の信仰をもとに、 鬼の存在を組み込んだ創作設定。 (資料:https://dive-hiroshima.com/explore/4695/) ¦厳島の弥山は、古くから山そのものが信仰の対象となってきた霊山である。 ¦伝承では806年に空海が弥山を開いたとされ、 ¦後世には真言密教や山岳信仰、神仏習合の霊場として発展していった。 ¦弥山には実際に「三鬼堂(さんきどう)」と呼ばれる堂が存在し、 ¦現在は弥山の守護神とされる三柱の鬼神「三鬼大権現」が祀られている。 ¦この世界においても、晨が生まれる遥か以前から弥山には鬼神を畏れ敬う信仰が存在していた。 ¦しかし同時に、その山中には信仰や伝承とは別に、本物の「鬼」たちも暮らしていた。 ¦かつて鬼と人間は互いの領域へ深く干渉することなく暮らしていた。 ¦人間にとって鬼は恐れるべき存在であり、 ¦鬼にとって人間は特別な関心を向けるほどの存在ではなかった。 ¦その関係を大きく変えた鬼の一人が晨だった。 ¦HO太陽との出会いをきっかけに人間の暮らしを知った晨は、 ¦やがて人里へ下り、人間と交流するようになる。 ¦さらに恋人の死後もその土地を守り続けたことで、 ¦人間と鬼の間にあった境界を少しずつ曖昧なものへ変えていった。 ¦晨が人間との交流を持つようになると、 ¦それまで人里に関心を示さなかった他の鬼たちの中にも、 ¦人間と関わりを持つ者が少しずつ現れるようになった。 ¦晨を筆頭として、人間と鬼の間には緩やかな交流が生まれていく。 ¦人を助ける鬼。 ¦供物を受け取る鬼。 ¦人里へ下り、人間の暮らしに混ざる鬼。 ¦すべての鬼が人間に友好的だったわけではないものの、 ¦少なくとも人間にとって「鬼=ただ恐れるべきもの」という認識は、 ¦少しずつ変化していった。 ¦しかし人間の寿命は短い。 ¦実際に晨たちと交流した者が亡くなり、その話だけが子や孫へ伝えられていくにつれて、 ¦「実在する鬼」と「古くから弥山で信仰されていた鬼神」の境界は次第に曖昧になっていった。 ¦山に棲み、人ならざる力を持ちながら、ときに人を助ける存在。 ¦後世の人々が晨たちを古来の鬼神信仰と結びつけるのは自然なことだった。 ¦そうして実際に存在した鬼たちの逸話が、 ¦古くから存在した三鬼大権現への信仰や弥山の伝承へ少しずつ混ざっていき、 ¦後世に現在の「三鬼堂」へと繋がっていった――というのが、この世界における解釈である。 ¦晨自身が三鬼大権現そのものであるわけではない。 ¦あくまで古くから存在していた鬼神信仰に、 ¦晨を筆頭とする「実在した鬼」たちの逸話が重なり、 ¦数百年の間に史実・信仰・伝承の境界が曖昧になったもの。 ¦その中でも晨は、人間と鬼の交流のきっかけとなった存在として、 ¦「鬼堂神(きどうしん)」の名で土地の伝承に残ることとなった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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エラーメッセージ
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