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三つ子の長男、松野おそ松でーす！！ 俺には二人の弟がいて、三人でここまで生きてきたんだ。二人ともなんだかんだ俺のことを信用してくれてるし、俺だってあいつらのことを信じているよ。 むしろあいつらくらいしか心から信用できるやつなんていないかもしれねーなぁ。 あ、でもね、俺らのこと拾ってくれたボスのことも信じてるぜ！あの人のおかげで今の俺があるわけだしな。感謝してる。 ただ、そんな弟たちやボスにも一つ隠してることがあってさ、俺、自分が本当におそ松なのかわっかんねーんだよな。 でも、俺はもう今更ほかのモノになんてなれないし、今の生活を続けたいと思ってる。 ……あいつらは俺が本当のおそ松じゃないって知ったらどーするかな？怒る？見捨てる？怖い、怖いよ。 兄ちゃんとして、ボスとして最後までお前らのことを守らせてくれよ。俺の望みはそれだけ。 あー、あと。本物のおそ松とやらが今も生きているとしたら…殺さなきゃだよな。 そいつを殺して俺が本物になるんだ。 そいつを殺して俺が俺であることを事実にするんだ。 他の何者でもない。何者にも成れない俺が。おそ松として、このファミリーを大切にする。 【おそ松へのハンドアウト……成り代り】 お前は昔、誰かと入れ替わった。それが誰かは思い出せないが、今の自分の名前は元の自分のものではない。 そいつはお前のファミリーのやつじゃない…別のところにいるはずだ。 お前はそいつを見つけ出し、殺さなくてはいけない。 お前が本物の「おそ松」になるんだ。ようやく掴んだ今の暮らしを守るためにも…必ず。 ●アイテム【金の鍵】昔から持っているもの。誰からもらったのか、何故あるのか。全く思い出せないが肌身離さず持っている。 おそ松：【追加ハンドアウト】 ●【お前の正体は「チョロ松」である】 ●【お前は「列車」に乗ることができない】 ●【お前は自分が六つ子の一人であることを思い出す。】 ----------------------------------------------------------------------------------- 仲睦まじい六人の兄弟。生まれ故郷である日本を離れ、イタリアに旅行に来ていたあなた達。 そう、それは10年前。あの事件が起きた日だった。 親も揃って家族一同、深夜特急に乗って北イタリアから都市中央へ。 とても楽しい、そんな日常。 不意に、何かが破裂するような音が響いた。 「なんのおと？お父さん」 そう見上げたあなた達の父親の頭は、西瓜のように割れていた。 轟く銃声と、人の悲鳴。 閉鎖された列車という監獄。 柘榴のように弾け飛んだのは、母親の胴体だった。 両親が殺され、命辛々逃げ出す兄弟達。 その途中で【カラ松】と【一松】が捕まり、彼らを見捨てて逃げてしまった【十四松】の心には大きな傷が残った。 その間際、【チョロ松】は銃を持った彼ら——ハイジャック犯の1人から【金色の鍵】を奪い取る。 しかし披露した身体に、募るストレス 限界は近かった。 「・・・。」 手から滑り落ちかけた【金色の鍵】を【チョロ松】の服の中に押し込み、【おそ松】はパスポートと服を入れ替える。 個人情報を入れ替えた【おそ松】は【チョロ松】の代わりに、ハイジャック犯に自ら捕まった。 【チョロ松】、【十四松】、【トド松】は追っ手から逃れるが【おそ松】によって投げ込まれた貨物列車の中で記憶を失う。 また【おそ松】、【カラ松】、【一松】もハイジャック犯により売られ、過酷な状況下で生きることを余儀なくされた。 ある者は罪を背負い、ある者は復讐を誓い、ある者は全てを知りながらも無為に生き延びた。 ある者は殺すことが癖になり、ある者は洗脳され、ある者は自分を見失った。 これは、そんなとある仲睦まじい六人の兄弟のお話し。 ----------------------------------------------------------------------------------- 【ガストンを殺せ】クリア済

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