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とある少女を元に製造された実験素体のクローン。 試験運用の為にクロドヴァへと運ばれてきたがリエラハザードに巻き込まれ変異、暴走。 気が付くと辺りには死体しか転がっていなかった。 道具として使われるはずだった存在が使うはずだった存在を消してしまった。 もう自分を使う人間はいない。 なら自分に存在意義はないのではないのか？　なら何故自分は生まれてきたのか 答えのない自問自答の中でふと周囲に転がる銃が目に入る。 　　銃 【こいつ】は私と同じだ。 使われるために生み出され使われずに終えたモノだ。 「なんだか悲しいじゃない」 　　　　　　　　　　　　　銃 零れた言葉と共に自然と【わたし】を拾い上げた。 　　　　　　銃 なら私が【わたし】を使ってあげる。 　　　　銃 私が【わたし】を救ってあげる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　銃 感情なんてあるわけないけどこれは【わたし】だから。 そうすればなんだか救われるような気がするから。 生きていれば意義くらいそのうち見つかるだろう。 　　　　　　　　銃 だから今は【このわたし】に救いの手を。 以降、彼女はクロドヴァの戦場で度々目撃されるようになり、様々な武器を十全と操るそのその姿は数々の戦場に恐怖と絶望をもたらした。 風の向くまま気の向くまま、戦場を駆け巡り血を臓物を撒き散らす。 弾屋とは懇意にしているが胡散臭く、むしり取られたこともあるので侮れないが、今の名前も彼女がくれた名であり、感謝はしている。 一時期一気に資金が底をついたことがあり、現在は弾屋の紹介でデザートミラージュに雇われ、尽きかけた資金も戻りかけている。

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