タグ： 道化師

幼いころから見た目を怖がられるため友達ができずいつも一人遊びをしていた。 キャッチボールをする相手は空、自分の手元に戻ってくることが楽しくなり次々と色んなものを空高く投げ飛ばしていた。 鍛え上げられたその腕で試しにと炊飯器をいつものように投げた後、重さに比例した重力がかかり勢いよくまっすぐ自身の頭上へ落ち、丸びおびた形状に手を滑らせキャッチできず顔へ落下した。顔面の骨は粉々になり手術は成功したもののボコボコとした傷だらけのさらに醜い顔へとなった。 仮面やメイクで素顔をなるべくカバーするが人はさらに近寄らなくなり、自分を見る人々を警戒し家出をし森林を彷徨っていたところとあるサーカスへ出くわし団長に勧誘され奇妙なメイクと得意なモノ投げを生かし道化師へとなった。入団してから２５年、怯えていたころに染みついた洞察力の上人の心情を読み取ることに長け、サーカス特有の口のうまさと道化師としてのなぞなぞのような意味深な発言で思考や心情を誘導することが得意である。 客席の人を使ったパフォーマンスもあるため、ざわめきの中から会話をキャッチしたり大勢の客席から目ぼしい人を見つけることができる。

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