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まだ生まれて間もない頃にオーヴァード事件に巻き込まれ、身寄りをなくしUGNに保護されたUGNチルドレンの一人。保護された時点で既にオーヴァードとして覚醒していたため覚醒時の記憶は持っていない。 オーヴァードでありながらレネゲイドに対して強い毒性を持つ対抗種の力を有している希少な存在であり、UGNの施設でその力の強大さと自身の力が一般人だけでなく同属であるオーヴァードにも害を及ぼすことを強く教え込まれた結果、誰かを傷つけてしまうことへの恐怖とそこから感じる孤独感により普段は気弱でおどおどとした人格が形成された。 性格は前述の通り普段は物腰が弱くすぐ謝り、元来の人見知りな気質も合わさってやや小動物を思わせるような雰囲気を持つ。また、対抗種の能力に対する恐れから、力をコントロールできる今でも誰かと体が接触することが苦手。その一方で自身並びにオーヴァードが持つ力の危険性について強く自覚している反動で人の生命については敏感であり、「命を守る」ということに対して極めて強い執着心を持つ一面も有する。 対抗種の力を生かす為過去に戦闘に特化した訓練を受けており、戦闘時は右手を親指と人差し指で銃の形にし、指差した場所に上空からのレーザーで相手をピンポイントで狙い撃つスタイルを取る。また、彼女は自身の力について「戦いを抑止するためには、強い力だからこそ相手に怖れを抱かせる」という考えを持ち、敵対者には一切の手加減をせず最初から全力で、相手の心が折れるまで打ち倒すことを信条としている。ただし上記の性格上戦闘自体には消極的な上、本人の拘りからジャームでない限り出来るだけ命を奪うことはせず、逆に誰かの命が奪われそうな時には率先して飛び出していくことも辞さない。 「オルコス」終了後 　守りたかった早月の「幸せな時間」を守ることは出来なかったが、諦めずに姿をくらました和人を追いかけ、必ず連れ帰る事を誓った。また、事件の中で唯一の肉親であり実の姉だと知った九重綾音と、改めて「家族」として自分たちの「幸せ」を見つけたいという思いから、一緒に暮らしたいという思いを伝えた。

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