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「涙を見るのは嬉し涙で沢山だ。それにどうせなら、笑顔を見たいってもんじゃない？」 白神高校OG、現空手家の女性。 家族構成は至って普通。母、父両方ともに健在であり、妹と弟が１人ずつ、計５人の家族。 長女であり、昔から責任感が強かったこともあって基本的に面倒見がいい。 性格は明朗快活、快刀乱麻。上記の通り面倒見がよく、また自分から世話を焼きに行く。 典型的な委員長タイプであり、実際に昔からよく委員長に推薦されたりしていた。本人は柄ではないと断っていたが。 反面、必要以上にお節介を焼いてしまうこともあり後から自己嫌悪してしまうこともしばしば。 基本的には冷静に一歩引いた目線を心がけようとしているが、感情的になってしまうことも多い。 また、女性にしては背が高いことを密かに気にしており、そのあたりをイジられるとちょっとキレる。 日々の鍛錬により、女性にしてはかなり筋肉質。の割に胸はそこそこある模様。 ただし女っ気のない生活を送ってきたためその辺かなり無頓着であり、お洒落というお洒落もしない。 「おい今デカいって言ったろ　よしそこになおれ」 特技は空手、趣味は体を動かすこと。勉強は出来るが、頭を使うのは好きではないらしい。 幼いころにいじめられていた弟を助けることができなかったことをきっかけに「自分の大切な人を守れる力が欲しい」と決意し、その頃から空手に打ち込むようになった。 本人のたゆまぬ努力と素質もあり、全国大会への出場も何度か果たしている。 卒業後はその特技を遺憾なく発揮し、空手家としても芽を伸ばしてきているようだ。 「そろそろ弟子でも取ってみるか？・・・凪ちゃんとかよさそうかもねー」 【恋愛少女は夢を見る】 人間に恋をした、異形（少女）の話。再び歩みだす、その背中を押した。 【紅い蝶はどこに還る】 呪いに魅入られた、姉妹の話。一度は引き離された２人を、かつての学友達と共に再び繋いだ。 。 なお、彼女の中でこの悲劇を防げたことは誇りになっているらしい。 「バッドエンドよりハッピーエンドが好きでね。少なくとも私の周りにいる人だけでも幸せでいてほしい。 ―――たとえ偽善だろうと、私はそう願ってる」 「私にできることは前に進むことだけだ。足を止めることがあっても、前に進むその意志だけは絶対に絶やさない」 自らの振るうものが紛れもなく暴力であるということを彼女は自覚している。 それを美化するつもりなど毛頭なく、故に誰かのために使うと決めれば彼女は躊躇しないだろう。 基本的には決まり事や倫理に従って行動するが、自分が助けたいと思った相手を助けるためならばそれを第一に考えて行動する。 それが『誰か』を救うためならば、他を敵に回すことも辞さない。 彼女が無意識に求める偶像とは『誰かにとってのヒーロー』であり、その根本は正義とは程遠いものである。

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