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【詳細】 「全てはUGNの意志のままに。私はただそれを為す一柱なり。 　私はUGNの“神の血《イーコール》”。ただそれだけ」 ――“イーコール”、虚ろな目で同伴する仲間に 虚ろな目で常に淡々と、そして残酷に仕事を遂行する生粋のUGN支部長。 その様と高い戦闘資質、そしてまるで悪魔に魂を売ったかのような忠実さから、UGNの必要不可欠な“血”として名高い。 彼女はジャームの事件によって両親を殺された孤児で、その上高いレネゲイド資質を持っていたことから6歳でUGNチルドレンとして保護される。 しかし、当時研究素体を求めていたUGNは、保護したレネゲイド資質を持つ子供たちを実験体として、度重なる実験を始めた。 彼女にとってはそれが当たり前であり、同時に苦痛であった。たびたび、同期の死亡報告が耳に入るたび、彼女は恐怖に打ちひしがれた。 しかし彼女には、同じその世界で過ごす友達がいた。同じ気持ちを共有できる友達を、彼女は見捨てることはできなかった。 機を見て透璃含め一部のチルドレンたちが実験施設から脱走したのは4年前のこと。高いオーヴァードとしての能力をフルに使った一世一代の逃走劇。 だが奮闘虚しく、彼女たちは全員UGNの構成員に捕縛され、脱走することは叶わなかった。 透璃は自身以外の者たち許しを請うた。主導したのは透璃である、だから罰を受けるのは自分だけでいいと。それは事実であり、同時にUGNへの懇願であった。 その請いから、およそ一週間ほど経過したであろうか。そのまま意識を失わせられた彼女は、独房の中で覚醒した。 周囲にはそばにいたであるはずの友たちがいない。自分だけがこうして罰を負っている、その時だけはそう思えることができた。 そして直後、彼女は研究員からこのような言葉を聞く。 「お前が下手なことをそそのかさなければ、あいつらは死んでなかったものの」 罰を受けたのは自分ではない。自分以外の友であった。ジャーム化実験の素体となった友たちは、全員実験プロセスの最終段階で死亡したのだという。 透璃はずば抜けて高いレネゲイド資質を見込まれ、故意に見逃されたのだ。 それはれっきとした罰であり、それをそそのかしたのは確かに透璃であった。 その罪の意識が透璃の頭と心を浸食し、それが感情に触れた時彼女の心は完全に崩壊した。 自分がUGNに忠誠を誓えば、もう誰も死なせない。 その意志だけが彼女を動かす。そのためにはUGNに身体、心を捧げてきた。 彼女の身体の内部に残る違和を感じる傷や改造痕は、UGNの実験体として幾度も身体を酷使してきたためだという。 透璃はブラム＝ストーカーとして、血液を形とし、剣とする能力に長けていた。それを利用し幾度も実験を繰り返した結果オーヴァードとして高いレネゲイド応用能力を手に入れた。 しかし骨髄改造の際の副作用で、レネゲイドが昂ぶると、彼女の血液が青白い色になってしまうらしい。そのせいか、髪の色も副作用で青色へと変色した。 またレネゲイドが限界まで興奮すると、髪の色が蒼から金へと変色する現象も確認されている。彼女の精神状態がそうしているらしいが、真意は不明である。 戦闘スタイルは血液で構成された剣（名前を“デミウルゴス”）を用いた白兵戦闘。シンプルながらも、体内の血液操作による身体の制御から繰り出される連撃は有無を言わさず敵を切り刻んでいく。その一閃には無駄な血さえ流させない。 またコードネームである“イーコール”は、彼女の持つ青白い血液が、かの神話の神たちの血液と同じ色をしていること。そして彼女がUGNの精鋭として、忠実にその働きをしている必要不可欠な体であることから名づけられている。 その名前は無慈悲の象徴とも言われているという。 自分の守りたかったものへの後悔と喪失の恐怖、そしてUGNへの畏怖だけが彼女を突き動かしている。 彼女はUGNへの忠誠のためなら、親しき人を殺めることも厭わない。それがたとえかつての自分の気持ちと矛盾した行動であっても。 彼女にはもう、UGNの命令が絶対であり、それが全てなのだから。 彼女が人として再び心を取り戻す日はあるのか。それはまだ分からない。今は唯、UGNの仕事を淡々と遂行するだけである。 ただ、胸元に秘めているその思い出のブレスレットは、彼女の心のよりどころであり、鍵なのかもしれない。 【ロイス】 ●Dロイス：申し子 彼女がピュアブリードのオーヴァードとして高いレネゲイド応用能力を持つことを表す。 それはUGNの研究の成果、そして多数の犠牲の上に成り立っているのだ。 透璃の場合は、より高速戦闘に特化した能力を開花させている。 ●『感情』　　遺志/恐怖○ 人間が人間たる理由である。 彼女はこれを封印している。それはもういらないものだと断定しているからだろうか。 実際には違う、彼女は自身の良心と悲しみが叫びをあげることに恐怖しているのだ。 ●Sロイス：『使命』　　感情：執着○/偏愛 誰かを傷つけるものはすべて排除する。 そのために、UGNに忠誠を誓い、正義を奮う剣として存在している。 それが存在意義。彼女はそういう。 それを排除しようとするUGNは正義であり、絶対である。 【メモリー】 ●かつての友たち　　感情：悔悟 希望などなかった研究施設、それの同期たち。 彼女たちもまた天涯孤独な孤児であり、これから犠牲となっていった実験体。 自分はただ、友たちと明るい外の世界に生きたかったはずなのに。 今日も心の奥底に隠された後悔を背負い剣を振るう。 思い出の一品はこの友の一人から《万能器具》で受け取ったブレスレット。 チープな見た目であるが、これが形見であり、唯一の思い出である。 ●研究施設　　感情：恐怖 自分の家であり、世界であった場所。 居場所であって、居場所でない。あそこは未来のない鳥かごであった。 しかし自分はそれに反抗すらできない無力な存在。 ●“灰色の瞳”　感情：傾倒 世界を変えようとしたジャーム。 彼女は激怒した。自分の何が分かるかと、自分がどのような気持ちを抱いてきたかと。 彼女は思う。何も知らないものがそんなことをするのは愚かだと。 彼女は思う。辛さを知っている自分ならば、何か変えられるかもしれないと。 【コンボ】 ＜100未満時＞ コンボ『デミウルゴス』：マイナー　浸食率+5 《赫き剣》Lv7　《破壊の血》Lv7 ●攻撃力：43・G値：5白兵武器作成、HP-16 コンボ『イーコールの堕落』：メジャー　浸食率+8 《渇きの主》Lv1　《コンセントレイト：ブラム＝ストーカー》Lv2　 《鮮血の一撃》Lv1 ●《赫き剣》装甲値無視攻撃、命中時HP+2、ダイス+2、C値-2 ＜100以上時＞ コンボ『デミウルゴス』：マイナー　浸食率+5 《赫き剣》Lv8　《破壊の血》Lv8 ●攻撃力：48・G値：5白兵武器作成、HP-18 コンボ『イーコール』：マイナー　浸食率+9 《赫き剣》Lv8　《破壊の血》Lv8　《聖なる血槍》Lv6 ●攻撃力：78・G値：5白兵武器作成、HP-38 コンボ『イーコールの堕落』：メジャー　浸食率+8 《渇きの主》Lv2　《コンセントレイト：ブラム＝ストーカー》Lv3 《鮮血の一撃》Lv2 ●《赫き剣》装甲値無視攻撃、命中時HP+6、ダイス+2、C値-3

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