タグ： 都のヨッシー

数年前まで輝かしい戦歴を残し、護世の聖盾「スヴェル」と呼ばれた凄腕エージェントだったが、ある事件を機に仕事から熱意が消え、ただ機械のように依頼をこなすようになった。 性格は穏やかなだが、数年前組んでいた相棒に会うまでは鋭いナイフのような性格だったらしい。 「負けられない戦い、ってあるよね。僕はそれにね、勝っちゃんたんだ、うん、変な言い方だけど勝っちゃったが正しい。」 「ほら、試合に勝って勝負に負けるって言葉があるだろう？そういうこと」 「あの事件のあと僕に残されたのは英雄としての名と冷たくなっちゃったあの子の体だけ・・・あんな勝ち方するくらいなら負けたほうがましだったかも、なんて思ってしまう僕はエージェントとして失格なんだろうね。」 「まあこんな僕でも求められてはいるんだ、だから救うよ。君がいなくなっちゃった世界を。」 彼がまだ護世の聖盾と呼ばれた時代、数年前まで彼はあるUGNチルドレンの少女とペアを組んでいた。 少女がまだ未熟だったころから教育役としてタッグを組み、まるで親子のようだった、とある知人は話す。 彼が砕けてしまったのはある世界の危機を救った時だ。 世界の危機は救えたものの、タッグの少女は死んでしまった。 少女以外を救えたが、そのために少女が死んでしまった、その悔悟の念から彼の従者はそれからその少女の形をとるようになり、彼の顔からは活力が消え、深い疲れが見えるようになった。 そのためか実年齢より老けて見られることが多い。 「僕はもう彼女みたいな子どもがあんな終わり方をするのを見るのは嫌なんだ、UGN自体を変えることはできなくても、僕が見える範囲では守りたいと思うよ」悲しげな笑みを浮かべる聖盾

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