タグ： じだらだらく 羽無ぐさり

全国を気の赴くまま旅している放浪探偵で、まさしく名の通り根無し草。 本名、家族、出身地、細かい年齢等は不詳で謎に包まれている。 (本名は羽無花貴。実は姉がいる。現在25歳。) いつだってテキトーだが、探索は真面目にするし行き当たりばったりに事件を解決していっている。 基本的には他人に対して気安く、人懐っこい性格。 好きなものは推理小説、ジョーク、レトロなアイテム、四季折々の植物の美しさ。 ハイテク機器は好まないので、車には乗れないしスマホもよくわからない。 普段、ガラケーの電源は切れたまま放置している。必要な時にはちゃんと充電し直して使えるようにする。 姉の羽無言葉は、ぐさりとは正反対に生真面目で、精神科医になってからもそれは変わらなかった。 そんな風に清く正しく生きられる姉のことを尊敬していたし、誇りに思っていた。 しかし姉は飛び降り自殺を試みた患者を救おうとして、巻き込まれて死んでしまった。 誠実に生きていても呆気なく死んでしまう、ということに強いショックを受け、突如仕事を辞めて行方を眩ませた。 しかし姉は後々色々あって蘇った。(「天使の檻」より) 今は元気に精神科医をやってる。しかも全国を放浪して定職についてないのを心配されている。ちょっと複雑。 一応姉には心配かけているので、旅先の宿で絵はがきを書いて近状報告している。 姉と会うと小言を言われるので直接顔を合わせたくない。 私立探偵としての仕事以外にも『国家渾沌対策機関』のエージェントとして活動することもある。 全国を周遊した経験から、ミッションのため現地に向かうチームの案内役としてツアーガイドしてくれる。 姉も『国家渾沌対策機関』のエージェントなので、たまーに顔を合わせるようになった。（「新和歌山振興局」シリーズより） ある異世界の病院に迷い込んだ時のこと。窓から飛び降りた少女の手を掴んで離せないまま、一緒に落ちてしまったことがある。 その日、ぐさりは数年ぶりに姉に会いに行った。やはり姉弟だったから、自分も変われないのだと悟って。(「延命病棟」より)

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