タグ： 協奏卓二期 月猫

リリア　(旧名：No.8) もともとFHのあるセルで実験動物にされていた動物オーヴァードで番号で管理されていた。 ある日、UGNを壊滅させるためにとある実験が開始された。 ---ProjectName《壊血の子供達》--- それはオーヴァードに壊滅的ダメージを与える対抗種に後天的に変質させる実験であった。 洗脳・調教がしやすい、子供・目覚めたばかりの動物オーヴァードなどを対象に行い、 投薬や直接対抗種の血液を輸血し体になじませ徐々に変質させるものだった。 激痛で悶える者・内部から体が破壊され死亡する者・度重なる投薬で精神異常をきたした者 集められた20人を超える実験体はNo8を除き最終的に死亡した。 生き残ったNo8はFHチルドレンとして教育を受けつつ、定期検査という名の実験の被検体にされた。 「いい子」「最高傑作」そう呼ばれ、無知な知識は歪んで塗りつぶされる。 どんなに辛い実験もこれが当たり前と思い。 二日に一回程度の食事も普通の事だと認識していた。 だって…自分は「いい子」なのだから。 最終実験を終えデータが全て集まった頃、 project《壊血の子供達》は終幕を迎えた。 結果的に言えばprojectは失敗であった。 生き残りは１体しかも精神的にも未熟で戦力としては見込めないと判断したからだ。 No8は廃棄処分が決定された。廃棄日は次の日に持ち込まれるはずだったが、 当日、そのセルはUGNによって、攻撃された。 実験体として誘拐された子供達を助ける為の任務で、このセルに来ていたのだ。 当時のセルリーダーはNo8に「組織の防衛を頼んだ」と言い研究員を連れ別の施設へ移動した。 戦闘が面倒なのと、戦闘データの収集が出来るのとと、廃棄処分の手間が省けるという理由で。 最初から守る気がない使い捨ての研究所をNo8に守らせたのだ。 No8はセルリーダーの言いつけを守り、防衛をしようとした。 正直言えば惨敗、たった一人で防衛などできるはずもなかった。 UGN側としては、No8は被害者に当たるので保護ということになり。 奏支部長がいる支部に引き取られ暮らしている。 No8としては「敗者に拒否権はない」という教育を受けてるため不満などもない。 UGNに来た時、リリアという名前をもらい、最初は抵抗があったが、 むしろ今はUGNに来てよかったと思っている。 実験されない事も、毎日美味しいご飯が食べれるのも、お風呂に浸かるのがこんなに安らぐ事も そんな当たり前の幸せを、ようやく味わえる環境になったのだ。 善悪が分かってない所にFHの教育を受けたため、思考は歪んでいるし、 敵には容赦せず感情が凍りつくときもある。 だけど、今は違う、昔みたいな人形じゃなく自分の意思で歩む事を決めた。 「だって私は『いい子』だから」 ------------------------------------------------------------------------- 幼い頃のクリルをこっちに連れ出して今は一緒に過ごしてる。 これから、よろしくね！ ------------------------------------------------------------------------- 種別：エンブレム 名称：謎の実験レポート 効果：シーン間、対抗種による代償ダメージを0にする。シナリオ１回（最大所持数１） 取得：経験点１０ 解説：リリア宛に送られた差出人不明の実験レポート。対抗種による痛みを一時的に和らげる方法が記されている。

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