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　主に日本を拠点に活動するUGN本部エージェントの一人。実家はイングランドの弱小貴族の生まれで、父も自信と同じくUGNの本部エージェントを務めている。 　父親がオーヴァードであり、自身も6歳の時にオーヴァードとして覚醒。父から直接レネゲイドの制御法の手ほどきを受け、子供のうちから父を手伝う形でレネゲイド事件に携わってきた。3年前、UGNの穏健派に属している父からの紹介でテレーズ・ブルムと出会い、年下ながら彼女の人柄と才覚をすっかり気に入り、自分から申し込む形で彼女と友人関係となる。そして1年前、自身の努力に加え父と実家のコネクションも利用し本部エージェント、それもテレーズの部下としての立場を手に入れると、祖母の出身地であり前々から興味のあった日本に活動拠点を移し、現在に至る。 　オーヴァードとしてはオルクスシンドロームの例に違わず自身の領域を発生させる能力を持つが、かつて父との訓練中に殺戮の衝動を暴走させてしまい本気で父を殺そうとしてしまった経験から、それ以来「自分の衝動を完全に制御できるようになるまで、誰かを傷付ける力の使い方を覚えない」というルールを自らに課している。そのため攻撃能力を一切持たない一方で領域内の対象を妨害・束縛する能力に特化しており、敵対者の行動を著しく阻害する、または相手が行動する瞬間に領域内を僅かに動かすことで相手の攻撃、又は防御のタイミングを狂わせ結果として相手の行動を失敗させるといった戦法を得意とする。本人はこの能力を「相手に「不幸」を与える」と表現し、自身の能力で起きた結果を「妖精の悪戯」と冗談交じりに語っている。 　普段は本部エージェントとしての立場上意識的に丁寧な口調と柔らかな物腰の態度を取っているが、本来の性格はどちらかと言えば奔放でやや子供っぽく、親しい友人の前ではわざと我儘を言ったり相手をからかったりなど地の性格を見せる。また、自身が興味と好意を持つ相手には積極的に友人になろうとする一方で、一度友人となった相手の事は非常に大事にしようとする。 　祖母が日本人のクォーターであり、日本語は堪能。一応地方貴族ではあるものの弱小なため家柄に対して特に思うところはないが、真面目な性格の父から「高貴なるものの義務（ノブレス・オブリージュ）」について幼少期から熱心に説かれ続け、それを自己流に解釈した結果「明日の自分が誇れる自分であれ」という独特の美学を持つ。その美学に従い「目の前で辛い目に遭っている人を、見捨てるような自分は嫌い」という理由で厄介事に自分から首を突っ込んでいくため、結果としてかなりのお人好しに見られがちなのを若干気にしている。 ・テレーズの為に購入した凄い服（意味深）一覧 1話：ミニスカチャイナ（青） 2話：ウエディングドレス（純白）

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