タグ： UGN支部長

笹川　怜　ささがわ　れん　男性　26才　180cm　体重62kg 父が国政に多大な影響力を持つ、御堂の家に生まれる。年の離れた仲の良い兄がいたが、母親と同時期に 行方不明になっている。父は家庭を顧みない性分であった為、それ故に、人としての情は、一般家庭で 育った人間のそれと比べて欠落している部分が多い。 生まれつき知能が高く、論理的思考や瞬時の判断力、適応能力に優れていた為、自身の置かれている状況は、 良く理解していた。 7歳の時、珍しく父親と2人きりで出かけ、病院のような施設で、父親の指示でインフルエンザの予防接種を 行った。すると、その日を境に、怜の日常が一変する。 発作的なものと怜は考えていたが、時折、非常に好戦的になり、理性を失い闘争衝動に駆られてしまう。 その為、学内において同級生や教師を子供とは思えない特殊な力で傷つけ、病院送りにしてしまう事件が多発、 同級生からも教師陣からも一線を引かれてしまう。 思春期にありながら、社交辞令や希薄な上辺だけの人間関係を築く処世術を身に着ける契機になり、これは 今でも息づいている。 結果として、家においても、学校においても居場所を失い、父親に対しても家族であるという意識は皆無で 有った為、高校卒業と同時に御堂の性を捨て笹川を名乗り、家を出る。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一人立ちしてから1週間後、FHと名乗る組織が怜と接触、怜の抱えていた発作が、レネゲイドウィルスに よるものであるとの説明を受ける。レネゲイドウィルスやオーヴァードの存在を知る由もなく、俄かには 信じがたい内容であったが、怜に接触したFHエージェントが、シンドロームによるエフェクトを発動させ それを目の当たりにした時、怜は信じざるを得なかった。 自分の人生を狂わせたレネゲイドウィルス。その代償により得た力により、テロ活動を行う組織に与する。 怜にとって、組織の目的などには興味がなかったが、その組織の研究内容や隠匿されているであろう データを引き出し、自らを知る手段として、FHに所属することとなった。怜が18才の時である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー FHの依頼をこなしつつ、一定の信頼を得てから、組織のオーヴァード関連のデータを探り始めた。 厳重な警備システムであった為、FHに所属してから4年目にして、ようやくデータの入手に成功する。 しかし同時に、隠匿された機密情報も発見してしまう。 FHは、その組織の前身の時代から、秘密裏にレネゲイドウィルスに関する実験を繰り返していた。感染経路、 覚醒するシンドロームのメカニズム、レネゲイドウィルスの活性化の方法などである。 古い実験データの中に、兄と母の名前を見つけた。兄と母は、オーヴァードであった。怜の父がFH組織の前身 時代からの協力者であり、被験体として兄と母を組織に差し出していた。強制的にトライブリード（三種混合種） を生み出す計画が進行中であった為、その実験に利用されたのである。結果として、2人はジャームとなり、 処分されてしまった。 さらに、別の記録において怜の名前を発見した。怜は人為的にレネゲイドウィルスに感染させる実験の被験者 であった。父親に連れられて、インフルエンザの予防接種と偽られた時である。この実験において、怜は 数少ない成功データサンプルであり、他の被験者はジャーム化か、短命であるかのどちらかでしかなかった。 その為、怜は常にFHの観察対象であり、御堂の家を出た際にFHの接触が早かった理由でもある。 失った家族や父への感情よりも先に、レネゲイドウィルスに振り回された自身の人生を呪った。この ような実験は到底許せるものではない。世の為ではなく、自分の為に。 どうせ監視されているのなら、と覚悟を決めた怜は、研究データ諸共施設を破壊しようとする。しかし、 強力なオーヴァードが現れ、一瞬のうちに捕らえられてしまった。そこへ、アルフレッド・J・コードウェル が現れる。UGN創設者だが、研究所の爆発事故で死亡したとされていた人物である。怜は、一目見て、 コードウェルがFHの重要人物であることを悟る。 コードウェルは、貴重なサンプルである怜に二言、三言話しかけた後、UGN破壊計画に、怜を利用することを決めた。 既に実用レベルにあったトライブリード（三種混合種）の施術をした後、怜の記憶を改ざんした。FHの構成員で あり、組織に対して返しきれない恩義がある、と。UGN本部に潜伏しているFH幹部の手招きで怜をUGNに送り込み、 内部からの組織崩壊を狙う為である こうして、UGNの構成員の仕事を全うしつつ、FHからの指令を待つことになった怜であるが、元々の手腕と トライブリードの力、FH幹部の後押しもあり、UGN支部長という、拝命には若すぎる肩書を与えられたのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 性格：寡黙。自ら好んで他人と交流することはないが、話しかけられれば対応はするが、必要最低限の交流に 留まる。仕事においては秀でた才能を発揮するが、他人の仕事を信用出来ない為、部下に仕事を任せても、 必ずチェックをする。

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