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幼い頃マジックにあこがれてその道に入った詩音。師匠に奇術師の心構えやマジックの方法などを教わっていく。 もともと手先が器用であったため、師匠が教えてくれることはすぐに覚えていく詩音。 学校にも頑張って行って、すごく充実していただろう。 しかし中学生のときにマジックで大事故が起きてしまう。 若くしてステージの舞台に立っていた詩音は師匠とともに大掛かりなマジックを披露するはずだった。 ステージの準備をしてたときに、セットが落ちてきたのだ。 その時師匠がかばってくれたおかげで詩音は何とか一命を取り留めた。しかし師匠はその時に事故で死んでしまった。 あとから分かることだが、その事故は同業者たちが詩音達の才能に嫉妬して仕掛けた事故なのだ。 当然そのときの詩音には分からないことだった。 しばらく入院していて、それから退院して師匠の遺志をついでマジックを一人頑張っていた。 そして高校2年生のとき、詩音の運命は大きく変わることが起きた。 いつもどおり練習場に向かって練習をしようとしていたとき、何者かに練習場を荒らされていたのだ。 そいつらは同業者達で詩音を見た瞬間、暴力をしてきた。 そして詩音の目の前で愛用いているマジック道具を壊して行ったのだ。事故のこともこのときに知った。 詩音は力を願い、オーヴァードに覚醒する。そこで一度意識が飛んでいってしまった。 次に目を覚ましたときには、自分は仮面をつけていて、地面には同業者達が倒れていた。 同業者達は嘘つきめ……と言っていた。自分は未知の力に目覚めたと思ってしまったのだ。 その時一人の男が入ってきたが、詩音には見覚えがあった。 なんと死んだはずの師匠だったのだ。師匠は元々オーヴァードだったのだ。 そして日常の裏側を知ることになり、それでも詩音は師匠についていった。 今は師匠とは独立をしており、今は一人で奇術師として生きている。

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