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　UGN宇津市支部に所属するUGNエージェント。現在は表の顔として宇津高校で教師として働いている。 　3年前、あるFHの実験施設がUGNの精鋭部隊「ストライクハウンド」の急襲を受け壊滅した際、大きな液体入りのガラスケースの中に捕獲、あるいは管理されていたところを発見された。そのまま救出されUGNに保護されるも、意識を取り戻した際にはそれ以前の記憶をすべて失っていた。既にオーヴァードとして覚醒していた彼女を保護したUGNは、そのまま彼女に能力の制御方と一般的な教養を教えるためにUGNチルドレン達訓練・学習施設「ホーム」に1年ほど預けられ、チルドレン達と共に訓練と勉学に励んだ。その際に玉野椿と出会い、(見た目の)年齢が近い相手ながら多くの事を教わった経験から素直に尊敬している。 　実験の成果だったのか、オーヴァードとして高い能力を有していた彼女は勤勉な姿勢もありすぐにエージェントとして十分に通用する能力とその制御を会得し、彼女自身もUGNに保護・指導してもらった恩と自身の記憶を失う前の事を知ってみたいという感情から自身もUGNのエージェントとなる道を選択。UGN宇津市支部に配属され、実地研修も受けいざエージェントとして初任務に当たることとなった彼女を待ち受けていたのは「高校に教師として潜入しろ」という予想外の任務内容だった。 　当然「は？え？教師？私が？」と最初は困惑した彼女だったが、命令に逆らうわけにもいかず実際に宇津高校に教師として着任することになる。最初は「記憶がない=学生たちより人生経験が少ない私に、子供たちを導く教師だなんて大役が務まるのだろうか」とかなり真剣に悩んでいたものの、元来真面目な性分だったことに加え「ホーム」時代は指導される側だったために秘められていた妙に世話好きな気質が教師となった事で目覚めてしまい、口では任務と言いつつもいつの間にか明らかに教師としての仕事にやりがいを感じるようになっていき、今では毎朝自主的に校門の前に立ち生徒達のみだしなみのチェックや生活指導まで行うようになるなどばっちり教師生活に馴染んでしまい今に至る。ちなみにエージェントとしての仕事については教師としての仕事が終わった夕方から夜以降にわざわざ支部に出向き、書類仕事や雑務などを中心に行っている。本人は割と本気で「仕事が生き甲斐」状態であり、結果かなりのワーカーホリック気味。 　純日本然とした顔立ちながら白髪というアンバランスな容姿だが、これが実験による副作用なのか別の要因から来るものなのかは不明（周囲にはハーフだと説明している）。保護された直後は記憶喪失も合わさり感情に乏しかったが、現在は生真面目だが感動性、しかも考えていることや喜怒哀楽が顔と態度に出やすいという、元実験体とは思えないほど感情豊かな性格(ちなみにその性格から教師としての着任時に猛勉強し後に本物の教員免許を取得している）。教師となってからは世話焼き属性にも目覚め、生徒達には性格上授業や服装面について一見厳しく接しているものの、内心では子供達が日々成長していく姿を見るのが楽しみ、しかも手のかかる子ほどかわいく思えてくるダメンズウォーカー気質まで完備。趣味は炊事洗濯といった家事全般であり家庭的なスキルは比較的高いものの、もう一つの趣味が教師としての仕事全般、節約気質で家では基本使い古したジャージ、「賃金もかからないし仕事上便利だから」という理由で支部の一室を借りてそこに住んでいる、節約家気質なのに趣味でお金を使わないせいで私財をエージェントとしての任務に惜しみなくつぎ込もうとするなど、色々と女性として残念な気質が拭えない。 　戦闘時にはストライクチップを細く短い棒状へと変化させ、それをエンジェルハィロゥとしての能力を使い光弾として投擲することによる射撃攻撃を主体として戦うが、教師としての彼女を知っている相手からはもっぱら「チョーク投げにしか見えない」と言われる始末（余談だが、授業中のチョーク投げは彼女の特技のひとつである）。ただしその精度は非常に高く、十分にオーヴァード相手の実践レベルに達している。また、実験体として得た能力なのか五感が並みのオーヴァード以上に鋭く、集中力が最大まで高まった状態ではその五感を持って相手の攻撃を知覚、そこからその攻撃に対しピンポイントでストライクチップを投擲し直接撃ち落とすという曲芸じみた芸当まで可能とする。

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