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生まれながらのオーヴァード。 右腕には狼のようなかぎ爪が現出しており、幼いころはこれが原因で親に虐待される。 ある一件で母親を殺しかけ、それ以来親とは学費だけ払ってもらうだけの疎遠な関係、現在別居中。 この一件で春日イザナに目を付けられ、以降オーヴァード側の情報や生き方を教えてもらった。 神城早月には一件の後始末や、オーヴァードとしての能力の扱い方を戦闘という形で叩き込まれているため頭が上がらない。 また樋佐宮三葉とは幼馴染であり、親に捨てられてすぐのころは家に住まわせてもらっていた。 今では別居しているが、よく一緒にいるため夫婦…なんて噂されているかもしれない。 不遇な家庭であったにもかかわらず周囲に恵まれているため、和泉朔をオーヴァードと知る人は少なく、彼自身普通の高校生活を送っている。 今では腕のかぎ爪も意図しなければ人の腕となっている。 オーヴァードだから身体能力は普通より高い、ただし生活のためにバイトを掛け持ちしており、学校はサボり気味。 そのため頭は下の中。 将来は恩のある神城早月の力になれたらいいだとか、適当なことを考えている→つまりなんも考えていない。 夜のバイトもやっており、警察官に補導を受けたこともしばしば。 ただし警察も家庭の事情を理解しているのか、そこまで強く言われたこともない。 元来気さくな性格ということもあり、警察官とは多少の縁をもつ。 性格は上記に加え、正義感がやや高い。 自分が親にされてきたことから、弱い人間を守るという一点に関しては譲ることはない。 口調はやや厳しいが、それは自分の近くにいると同じ化け物と思われてしまうことを避けるため。 でも心は優しく、素直になれない……つまりツンデレ。 ※完全獣化は相手がオーヴァードでないとほぼ使わない。 【以下ロイスメモ】 樋佐宮　三葉：彼女は親から捨てられた朔に対して屈託なく接してくれている。その姿に恋心に似た感情が芽生えていてもおかしくはない。しかし時折脳内をよぎる。自分が失った家族を、彼女が持っているのを妬ましく思う感情が。 夢洲　奏　　：学校の後輩。自分がオーヴァードであると知られてから良くしてくれている。朔の数少ない理解者。 春日　イザナ：朔がオーヴァードと知っている数少ない人間の1人。朔が素で頼れる数少ない大人。母親の一件で世話になり、それ以降何かと世話を焼いてもらっている。 親　　　　　：化け物であることからDVを受け続けていた。一度母親を殺しかけて以来別居をしており、学費のみ払ってもらう関係。 神城　早月　：母親の一件で世話になった実働部隊の人。その能力には憧れと畏敬を抱いている。いつかは力になれると願っている。

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