タグ： セクハラ卓

かざみ　せいや 特撮や映画に憧れてスタントマンに。たまに自分からここはこうした方が良いとスタントマンからの目線でモノをいう時があるので、 説得がついた。実際にしたらキレられそうだけど。応急手当も怪我が多いので自分である程度の事は自分で済ませるくらいはある。 キックパンチはあれや、いつものやで。 3/21から2カ月、失語症。 『未來からの伝言』ベストエンド 　3月19日、今日から暫く休みが出来た。けど暇だし事務所に行くと、電話がかかってきた。 女の子から「お願いがあります。坂口小学校に来てください。」一体なんだ、悪戯電話かなとも思ったが、暇だしこれもまた一興かなと思い 小学校に着くと、知り合いの神室陸矢がいた。よく怪我とかでお世話になって、ついでに手合わせもする仲だ。どうやら人を待っているらしい。 話をすると、どうやら神室も女の子から電話が来たようだ。暫くすると、それらしき女の子が来た。話を聞くと、最近あった大きなニュースを、 三日以内に調べてほしいんだそうな。正直、忙しかったから二人ともニュースなんて見れてないけど、まあこんな女の子の願いを断るわけないし、 二人は手伝うことにした。女の子の名前は未來。15.6歳くらいの女の子で、バッグを持っていた。 　とりあえず図書館で新聞を見たら何かあるかもなと思ったら、結構出て来た。3/14日に変な生き物が目撃されたり、ローブを着た人が襲われたりしたそうな。しかも目撃者がいるらしい。3/15日は一面記事のとある大学が発表した音楽療法だそうな。3/16日の記事は小学生が夜に家を出て早朝に見つかった話だそうな。正直、どれもこれも一癖ありそうで無さそうなものばかりだったが、とりあえずこれらを調べることにしよう。 昼頃、1つ目の記事について公園で調べることにした。きっと知ってる人がいるだろうと聞き込みしてると、見た人が病院で入院してるらしい。 水咲病院という所に行くと、居た。流石は神室、医者なだけあってすんなり通してもらえた。斎藤千秋、彼女が言うには猟犬と言われた生き物が ローブの人を襲っていたらしい。それに腐敗臭や青黒い煙もあったそうな。特撮の撮影にしてはハードだなと思っていたが、とりあえず出ることにした。明日行く小学校にアポを取って、今日は解散することにした。 　その夜、夢を見た。誰かと手を握っていた。しかしその手は震えていて、守らなくてはと思った。その人は「大丈夫、大丈夫、平気だから。笑っていないといけないでしょ。つらくても、苦しくても、希望はまだ捨てない」繋がれた手がギュッと握られたので、僕もその手を握り返した。 　3月20日、10時頃小学校に来た。校長先生と話してその子、田宮瞭君の住所を教えてもらった。ついでに普段どんな感じの子か、担任の先生に聞いてみると、何故か教室の鍵と多目的室の鍵を貸してくれた。ちょろすぎる。教室ではその変な生き物を見に行くというやり取りが書かれた紙が見つかった。 多目的室では、なんと絨毯の裏にいかにも怪しい切り込み線があった。それに花瓶にはわざとらしく隠したカメラが。しかし特にわからないので、 ここは去ることにした。ここで未來ちゃんから、別行動した方が効率が良いと言う事で、未來ちゃんとは別れることに。 　昼、田宮君のお家に行くと、どうやらまた水咲病院で入院してるらしい。行ってみると、酷く怯えた様子だ。 多目的室には地下があって本棚や機械があるそうな。最後に猟犬には丸いもの…丸いもの…と言い、これ以上は無理だと判断したので出ることにした。 　夕方、未來ちゃんが泊まっているホテルに行くが、未來ちゃんの姿は無い。しかし、持っていたボロボロの本と綺麗なノートが置いてあった。 綺麗なノートには、どうやら未來ちゃんは何某かをして未来から来た女の子らしい。しかも、神室の名前もある。 そこで気が付いた。もしかして、この子、俺の子供なんじゃないかと。ボロボロの方からは何かの研究をしているようだった。 まだ時間もあるし、その猟犬が逃げたという街外れの森に行くことにした。そこでは木の根元に夥しい血痕が見つかった。恐らく逃げて森に入り、 ここで殺されたんだろう。コワイねえと思いさっさと帰ることにした。 　またその晩、夢を見た。誰かと手を繋ぎながら何かから逃げている。身を隠せそうな所を見つけ息を殺し身を丸めた。追ってきた者の姿を見ると、 そいつは人ではない。玉虫色の柱が動いていた。もう何もいないと判断した所でまだ走れるかと聞くと、その人は頷いた。 目が覚めると汗をかいていた。そして直感で分かった。あの子は未來だ。まさかこの夢は…未来の夢…？とか思いながら家を出た。 　3月21日、今日で片をつけ無ければなるまい。とりあえず二つ目の記事の会場、ソレイロユメ会場に行くことにした。 そこにはパンフレットがあり、本木大学という所が発表したらしい。教授の中で水瀬博明という名前に丸が付いていた。 裏にはジャーナリストの本川大介の名刺が落ちていた。この人に聞いてみようと出ると、丁度パンフレットを探しに来ていたので、それを渡して 話をすることができた。教え子がまた水咲病院で入院してるらしい。が、とりあえず今は大学に行くことにした。 　昼、大学に着き水瀬教授の元へ行くが、実験室には誰もいなかった。見張りを任せて探ることに。するとカードキーが出て来た。恐らくこれで 中に入れるだろう、そう思い大学を出た。次に教え子の所へ行った。こちらも病んでいて、少し話をすると怯えてしまった。皆口をそろえて丸い玉、水晶、猟犬には丸い玉と言う。それ程恐ろしいものなのだろう。そんな所で、研究所に夜忍び込むため、お互い家に帰り準備をした。 　夜、未來と神室が先に着いており、未來ちゃんが色々と持ってきてくれていた。えらいなと撫でてあげると、涙目になっていたが堪えていた。 やっぱりか、と思いながら、カメラにカードキーを写すとゴゴゴゴゴと階段が現れた。左右に二つずつ部屋があり、奥に大きなドアがあった。 恐らくもう一つのカードキーで開くんだろう。開いた。右手前は機械があり、操作盤や色々あって怖かったが、猟犬やゾンビ、ネズミだとかいろいろ出て来た。流石サイコパスだ、狂ってやがる。左は本棚がいっぱいあった。その中で未來ちゃんが見つけた資料、「ティンダロスの猟犬について」の ファイルを見つけた。なんだこれは…訳が分からん。神室もそれを封印する為の水晶玉を見つけた。成程、だから丸い水晶玉か。そこにMPをみんなで入れて封印したろという根端だ。これくらいあれば絶対いけるな。そこにもカードキーがあった。これで奥の二つも開く。二つにはゾンビと人面ネズミがいた。まあまあだったが、そこにもカードキーが見つかった。これで一番奥の扉が開いた。そこには水瀬と助手二人がいた。絶対止める。そう決意した 　戦闘ではティンダロス出ちゃったが、未來ちゃんが封印した。正直水瀬よりも助手の男どもがめっちゃ強かった。ファンブルも出た。 そして無事にすべてが終わった時、未來ちゃんが本を燃やしていた。すると、未來ちゃんの体が透け始めたのだ。ここでお別れ、これで、未来も救われるだろう、でも、未来が変わってしまう以上、もしかしたら未來ちゃんの存在がいなくなってしまうかもしれない。最後にお父さんとして未來ちゃんを抱きしめてあげた。絶対現実にしてみせる、そう誓いながら。そして、未來ちゃんは消えてしまった。 　ある日、手紙が来た。それは未來ちゃんからだった。それには少し老けた自分と、未來が笑顔で写っている写真もあった。 今回、未来の自分の子供と出会うという、不思議な体験をしました。そのことはきっと、生涯忘れることはないだろう。 とてもとても不思議な、ですが暖かい思い出。もちろん、危ないこともありましたが、それ以上に未來と過ごした時間はかけがえのないものだろう。 将来生まれるだろう自分の子供のために、子供に自慢できる人生を送ろう決意するのでした

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